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リモート監視・保全におけるワイヤレス通信技術の役割とセキュリティ
NTTドコモ関西 片岡 映子
2002年7月
2002年7月
キーワード「 リモート/セキュリティ/通信」
1.リモート監視・保全技術へのニーズと考え方
生産の現場やその周辺設備では,設備稼働率の向上やメンテナンスコストの削減を目指し,リモート監視・保全のニーズがますます高まりつつある。多くの企業が効率化や安全管理の面から,リモート監視・保全の導入または検討をされていることと思う。
NTTドコモ関西でも,優れた技術を持つ企業と協力関係を結び,企業や自治体のユーザに対して,ドコモのパケット通信サービス「DoPa(ドゥーパ)」や第三世代携帯電話「FOMA(フォーマ)」などを活用した,さまざまなビジネス・ソリューションを提案しているが,そのひとつが「テレメトリング」。ワイヤレス(無線)通信の特性を生かした,遠隔監視・遠隔制御のソリューションである。
たとえば,工場で機器の稼動状況を監視・制御するFA(ファクトリ・オートメーション),ビルやオフィスにおいて空調やセキュリティ情報を管理するBA(ビル・オートメーション),昨今話題のITマンションなど暮らしの利便性や安全管理を支えるHA(ホーム・オートメーション),ホームセキュリティ,自動販売機や駐車場などの無人設備の管理,河川の水位や雨量・積雪量のような環境情報の計測など,利用ケースは多岐に渡る。ユビキタス社会が進展する中,作業の効率化やコストダウンを実現する手段として,今,幅広い分野から注目されている。
ワイヤレスの特性を生かすということは,時間や場所を選ばず,モニタリングやコントロールを行う仕組みを利用するということである。ワイヤレスで収集した遠隔地設備の情報を蓄積して予防保全に活用する,保守員が現場の状況をいつでもどこでも把握し効率的な作業に役立てる,というシーンを生み出せる。
