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生産情報制御システムにおけるネットワークセキュリティの傾向と対策

横河電機 福山 真一
2003年11月

キーワード「セキュリティ/動向/システム構築」

1.はじめに

ITの普及は企業の情報システムから個人にまで広がり,ディジタル・ネットワーク社会は普通のこととなりつつある。この中で,情報セキュリティ問題,ネットワーク犯罪は,新たな社会問題として重要視されている。このような中,工場,プラントおける生産システム・制御システムにおいてもオープン化,ネットワーク化が急速に進み,コンピュータなしでは生産できない状況にもなっている。同時にネットワークセキュリティ問題に対応して行くことが必要となっている。

「電力会社のシステムにハッカーが侵入(米カリフォルニア州)(ネットセキュリティニュース 2001.6.21)」との報道がなされた。この件は制御システムへの攻撃ではなかったが,プラント設備であってもハッキングの可能性を意識させられる事件であった。過去においても,1998年6月にインドの原子力研究所が米軍のサイトを経由してハッキングされた事件もあった。

現状,我が国では制御システムにハッカー侵入事件があったとしても広報されることは皆無に近いと思われる。この理由として,まず第1にハッカーの侵入に気づかないことが考えられる。米国では9月にテロ事件が発生し多くの犠牲者がでた。国を越えて攻撃側のリスクが少ないサイバー上での事件が懸念され,実際WEB改ざんやDos(サービス不能)攻撃が起こっている。

社会インフラの制御システムなどのクリティカルシステムは,「重要インフラのサイバーテロ対策」として政策が進められている。そこで本稿では,生産・制御システムのネットワークセキュリティに関する現状と対策について記述する。

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