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PAとFAの統合と分散 〜医薬品工場での取り組みと課題
参天製薬 樋本 勉
2004年1月
2004年1月
キーワード「PLC(プログラマブルコントローラ)/DCS(分散型制御システム)/適用領域」
1.はじめに
PAとFAと言った場合の定義の違いを製造現場作業員や比較的現場に近い技術者,工務関連の人たちに聞くと,「PA?FA?とは何ですか?」あるいは「OAとFAはわかるけどPAは何の略ですか?」と質問を返されるケースが多い。確かに「自動化する,機械化する」あるいは「コンピュータ制御する」といった言葉のイメージは容易であるが,普通はあえてPA(プロセスオートメーション)とFA(ファクトリオートメーション)を定義付けて説明もしないし,普段は筆者も使い分けはしていない。
しかし,DCS(分散型制御システム:Distributed Control System)とPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)と言えば,現場作業者から上位の経営層まで明確にその違いは認識されていなくても,個々人がイメージし認識している状況である。つまり我々のようなユーザにとってみればPAであろうが,FAであろうが,その定義される分野領域が関心事ではなく,おのおのに位置付けられるハードウェアやソフトウェアおよびサービスなどのトータルシステムが,どのような本質機能と付加価値をもたらしてくれるかが重要である。したがって,PA用のシステムだからこれは得意でこれは不得意と言われても,それはベンダの視点でありユーザの視点ではない。 本稿では,こうした状況を踏まえてPAとFAの統合と分散について我々の点眼剤工場の事例もまじえて紹介し,考え方などを述べて見たいと思う。
