計装Cube3 関連文献
化学品製造プロセスにおける渦流量計の使用状況とそのニーズ
帝人 門田 尚登/
麻生 昌市
2004年春
麻生 昌市
2004年春
キーワード「フィールド機器/渦流量計/適用事例」
1.はじめに
近年,我々の渦流量計に対する認識は以下のとおりであり,流量計の選定に際しては『先ず渦流量計での測定を検討する』に至っている。渦流量計の特徴としては,
- 簡単な構造で堅牢,詰まりや磨耗なども生じ難い。ブローや脱着整備など保全作業の減少は作業者の安全,設備の安定運転に直結し,安全性の高い流量計である。
- 購入,取り付け費用はもとより保守費用まで含め,現時点では最も安価な流量計である。表1に我々の購入,取り付け費用を渦流量計を基準とした倍率で示す。
| 渦流量計 | 差圧式 | 面積式 | コリオリ |
| 1.0 | 1.5〜2.0 | 1.5〜2.5 | 1.5〜3.0 |
特に,安全性に関しては最重要事項であり,採用検討順位の高い最大の理由である。しかし,一部では安全面でほぼ同等であるコリオリ式の低価格化やリモートシール式差圧計の実用化により,これらを選択するケースも生じている。
今後,この傾向はさらに広まると予想する。本稿の趣旨である渦流量計サイドに立てば,後に記載する問題点の早急な克服および,さらなる低価格化は渦流量計のシェア維持,拡張のためには必須条件である。
