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紙パルプ産業におけるフィールドバス活用事例〜バルブの自動診断と省配線によるコスト削減

王子製紙 横山 裕
王子エンジニアリング 河田 克哉
2002年6月

キーワード「リモート/保全(メンテナンス)/ASP」

1.はじめに

紙パルプ産業においてDCS(分散型制御システム)は,1975年の誕生以来,操業の自動化,省力化,省エネ化における中核的計装装置として数多く導入されてきた。DCSの使用実績が増加するにつれ信頼性も高く評価され,より多くの自動化が要求されてきている。昨今の新設設備においては,従来に比べて自動化の点数も非常に多く,特にDCSに取込むディジタル系のループ数が大幅に増大している。そのため,設置時のイニシャルコストをいかに抑えるか,また,稼動後のランニングコスト(バルブの保全費用は計装全体の約21%を占める)をいかに低減し,かつ少ない計装人員でいかにメンテナンスを行っていくかが今後の紙パルプ計装の課題であると考える。

それらの試みとして,当社で採用した「コントロールバルブにフィールドバスを使用したシステム」の活用事例を2例紹介する。最初の事例が,ランニングコスト低減のためのシステムであり,後の事例が,イニシャルコスト低減のためのシステムである。

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