計装Cube5 フィールド業務効率化の新たな局面
月刊「計装」編集長 稲橋 一彦
2005年3月
2005年3月
キーワード「少人化/自主保全/技術伝承」
1.はじめに
「21世紀・ディジタル計装世界へ」をテーマに本誌「計装」500号記念としてパネル ディスカッション等が行われたのは,1999年6月のことである。そこでは連続プラント,バッチプラント別 に分科会が行われ,来るべき世紀に向けての意見交換が行われたが,その底流に人員削減にどう対応するか, という意識があったと思われる。
翻って現在,業種に関わらずユーザから頂く原稿の冒頭部は,例外なくといって良いほど少人化,フィ ールド業務の効率化に触れている。つまりこの5年の間に,収益改善・競争力維持向上のため,工場の統廃合, 人員削減が一層に進み,懸念であったものが現実に対応を迫られるようになってきているのである。
しかしこの少人化に対する問題意識は,バブル後すでに発生しており,1993年には「装置工業の少人化のための改善事例研究」なるレポートが(社)日本プラントメンテナンス協会から発表されている。いわば少人化に関わる問題は,この10年余にわたって刻々とその形が明らかになり,また形が明らかになることにより具体的に対策が取り得るようになったといえるであろう。
本稿は,この問題に関わり数人のユーザ・識者の方々に「フィールド業務の効率化」を 念頭テーマとして,操業の実状についてお話いただき,それをベースに要点を記事としてまとめたものである。
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