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予防保全のための意思決定支援システム−経験・知識とコンピュータ化された保守システムを統合
ハネウェル 長坂 准
2002年2月
2002年2月
キーワード「運転支援/予防保全/PAM」
1.はじめに
プラント保守プロセスにおける一般的な手法のひとつとして,Reliability Centered Maintenance(RCM:アセットの信頼性向上に主眼をおいた保守)があげられる。プラント内の重要なアセットを特定し,故障原因を究明し,故障の場合はダウンタイムを最小限にするために確立されたプロセスである。一方,最先端のプラントではComputerized Maintenance Management System(CMMS:コンピュータ化された保守システム)が採用され,作業オーダ作成からアセットの復旧完了まで保守プロセスが自動化されている。
RCMとCMMSの両者によって,保守スタッフはアセットの故障を識別するためには何を監視すれば良いのかという経験から得た知識を持ち,故障の場合には作業オーダの作成から保守・復旧作業の完了まで追跡することができる。
では,RCMとCMMSの両者を導入することによって完璧な保守プロセスを獲得したと言えるだろうか。本文では,故障の徴候を示すパラメータをいかにして常時監視するのか,RCMとCMMSがもたらすメリットを最大限に引き出すためにこの両者をいかにして統合するかについて述べる。 なお,本文では“故障”の定義としてアセットの性能低下も含める。
