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電流値/電力値の監視による予知保全システムの提案

因幡電機産業 平出 泰章/堀家 一美
2003年6月

キーワード「運転支援/予知保全」

1.予知保全のある現場

生産ラインの瞬停,突発の停止によるスクラップの増加,被害は甚大である。スクラップの被害を避けるために,保守部品を購入するわけであるが,この保守部品の過剰による費用負担は増加しており,適正在庫を考えた管理はなかなかなされていないのが現状であろう。

また,メーカが提唱する装置の寿命をもとにメンテナンスするということは,工場によって生産状況が異なったり,装置の負荷条件も異なることから,実質的にはナンセンスな話である。

このため,自社の生産設備の寿命を知ることによって適正な設備管理を行いたいが,管理の基になるデータがない。さらに生産者としては,装置の延命と共に,寿命ぎりぎりまで使って安定稼動と品質を維持したいと考えるが,それにはやはり寿命の根拠となるデータが必要となる,といった課題が浮き彫りになっている。したがって実際の生産現場では現状,“小刻み”(瞬停が怖いため定期的にオーバーホールする)に装置のメンテナンスをするのが当たり前ということになり,この費用がかなりの負担になっている。

そこで,こうした現状と課題に対して,予知保全という手法へのニーズが高まっているのである。

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