計装Cube7 関連文献
安全計装システムの基礎知識〜
ライフサイクルを通した安全確保に向けて〜
千代田化工建設 二宮 光良
2001年6月
2001年6月
キーワード「安全計装/ライフサイクル/リスク軽減 」
1.はじめに
緊急遮断システムなどの安全計装システムを対象とした国際規格IEC(International Electrotechnical Commission)615081)Functional safety of electrical/electronic/programmable electronic safety-related systemが1998 年末より発行され,それがそのまま和文に翻訳されJIS C 05082) (電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全)として1999年より発行された。JISとして発行され早2年が経とうとしており,本規格に対する関心は徐々に高まってきている。一方,国内における適用例は未だ数多くなく,規格の考え方が必ずしも的確に理解されていない場合もあるように思われる。これは本規格が以下のような特徴を持っているためと考えられる。
- リスクベースのアプローチ
- 機能規格であること
- ライフサイクルを通した管理
しかしながら,社会の安全や環境に対する関心の高まりの中,安全を確保し,その取り組みを社会に説明すること(アカウンタビリティー)が求められている。また,競争激化の中,安全に多大なリソースを投入することも困難な状況になりつつあり,リスクの大きい部分に優先的にリソースを分配することにより経済的に安全を管理していく(リスクを管理する)ことが求められている。
このような観点から,今後より広く普及が期待されるIEC 61508の考え方を本稿では概説する。
【解説:IEC61508】IEC61508の適応認証
