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インターロック・システムにみる安全計装の導入視点と今後の課題
出光エンジニアリング 塚原 敏夫
1999年7月
1999年7月
キーワード「導入事例/リレー回路/緊急しゃ断 」
1.はじめに
石油,石油化学などの装置産業において,災害が発生すると環境汚染をはじめとして周辺地域へ与える影響は大きく,また製品供給の面からも社会経済のバランスを崩し,個人生活にまで大きな影響を与える。振り返ってみると1970年代前半に多発したコンビナート事故を教訓にインターロック・システムのあり方が見直され,冗長化システムの採用など信頼性の向上が図られてきた。
一方,このころ出現したDCSは制御の高度化や自動化要求とあいまって,パネル計装に取って代わり,現在では制御系と情報系の融合システムにおいて,情報系にプロセス情報を発信する重要な位置を占めるに至っている。
これに対してインターロック・システムは誤動作や不作動が許されないという性質上,DCSとは独立してハードリレーで構成される時代が続いてきた。しかし近年では欧米諸国を中心に安全計装システムとして安全規格の国際標準化が進み,公的機関による審査・認証制度も確立されている。このような安全計装システムの採用は,DCSや回転機などの設備診断システム,およびプロセス異常診断システムとのネットワーク化を可能とし,相互のデータを活用した効率的な安全計装システムの構築が期待される。
本稿では過去におけるインターロック・システムの導入事例を紹介しながら,これらシステムの今後のあり方,期待について述べる。
