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IEC 61508の適合認証
東芝 田辺 安雄
2004年10月
2004年10月
キーワード「安全計装/ライフサイクル/リスク軽減」
1.はじめに
2000年に国際電気標準会議(IEC)で機能安全国際規格IEC 615081)(日本ではJIS C 05082))が制定されて4 年が経過した。IEC 61508の制定は,1980 年代に始まったコンピュータのダウンサイジングの動向に呼応しており,一般産業システムの制御でコンピュータ技術が普及し,次第に安全確保の目的でも使用されるようになったことから,枠組みを与えるために制定された。規格の対象はセンサ,論理回路およびアクチュエータから構成される電気・電子・プログラマブル電子安全関連系(以下,E/E/PES と呼ぶ)の設計・管理である。
一方,英国では,2000 年までにCASS(Conformity Assessment of Safety related System)と呼ばれるIEC 61508 の適合認証のシステム構築を行い,2001年から認証を開始した。構築にあたっては,「産業界による産業界のために役立つ」ことが目的とされ,化学,航空,鉄道,自動車,電力,計装,産業機械等の多くの産業界が開発に参加した。
本稿では英国のCASS認証の開発背景,認証構造・手順および現況や展望について述べる。
