計装Cube8 関連文献
リダンダントPLC/プロセスコントロールシステムの特長とエンジニアリング環境
シーメンス 三科 茂夫
ノーケン 中川 雅造
2003年9月
ノーケン 中川 雅造
2003年9月
キーワード「冗長/標準/フィールドバス」
1.PLC「SIMATIC S7」
シーメンスのPLC「SIMATIC S7」の大きな特徴は「ハードウェアでの設定がない」ことで,パラメータやプロパティの設定は全てプログラミングツール「STEP7」を使い,CPUがそれらのデータを保存する。中規模システム用に「S7-300」シリーズ,大規模なプラント制御までカバーする「S7-400」シリーズがある。さらに小規模システム用に「S7-200」シリーズがある。
1)リダンダントPLC「S7-400H」
SIMATICの最大の特徴は,シーメンス独自のイベント同期方式によるリダンダント(冗長化)機能である。イベント同期方式はシーメンスのみの機能で,外部へのアクセスや割り込み処理があった時のみメモリエリアの同期を取る方式(図1)。
このリダンダントの方式はいわゆるホットスタンバイであり,常に双方のCPUが同じデータを保存しているため,リダンダントモードからソロモードに切替時のデータロスはない。また,マスタ/スレーブというような認識はなく,シングルCPUと同様に扱うことができる。スタンバイ側のCPUへの切り替えに要する時間は100ms未満となっているため,短時間の運転停止も許容されないようなアプリケーションに用いられる。
