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スマート・ポジショナを活用したバルブ診断システム
−バルブメンテナンスの最適化・高効率化に向けて

山武 福田 稔
2004年5月

キーワード「最適化/見える化/TCO」

1.はじめに

近年,プロセス産業における設備投資は,プラント設備の高度化,拡大化に対する投資から,設備運用の合理化,高効率化などに力を注ぐように変わってきている。そうした中で,プラントの安全性,安定操業を維持しながら,メンテナンスコストの削減,生産性の向上をいかに実現していくかが大きな課題となってきている。

特にコントロールバルブ(以下:バルブ)は,その動きが直接プラントに影響を与えることから,高信頼性と高耐久性を必要とされている。そういうことから,バルブに対するメンテナンスは,プラントを安全に安定した操業を行う上で大きな役割を担っているとともに,全体のメンテナンスコストに対して大きな部分を占めていることから,バルブのメンテナンスコストの削減への声が高まっている。

一方,バルブ本体の機能としては,ここ数十年,基本的な部分において変化していないと言っても過言ではない。ただし,バルブ付属機器としてのポジショナについては,機械式ポジショナから,マイクロプロセッサを搭載したスマート・ポジショナに移行してきており,操作端としては進化してきている。当社で開発した「AVP3000 Alphaplus」は10万台以上の実績があり,スマート・ポジショナとしての信頼性を確立し,操作端としての進化に貢献してきたと自負している。スマート・ポジショナの外観を写真1に示す。

本稿では,バルブメンテナンスの最適化および高効率化を行うためのスマート・ポジショナを活用したバルブ診断システムについて紹介する。

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