統合コントローラVシリーズ用OPCサーバ
東芝
●概要
統合コントローラには,次に示す3つの特長がある。
- シーケンス制御(Sモジュール)・計装制御(Lモジュール)・コンピュータ処理(Cモジュール)を高速システムバスによりシームレスに1つに統合したコントローラである。
- シングルアーキテクチャで,大規模システム(model3000)から,小規模システム(model2000),機器制御(model1000)まで対応するスケーラビリティを実現する。(図1)
- IEC61131-3に準拠のエンジニアリングツール一つで全てのコントローラのエンジニアリングをカバーする。PAとFAの壁を取り去り,ソフトの部品化再利用を簡単にしたオブジェクト指向ツールはアプリケーションソフトの生産性の著しい向上を実現する。
●特長/機能
統合コントローラを構成する3つのモジュールの特長/機能を説明する。
(1)Sモジュール(シーケンス制御用)
- IEC 61131-3の3言語を言語処理プロセッサで直接実行可能(LD,FBD,SFC言語400以上の命令を内蔵)
- 40ns/ラダー命令の高速実行
- 200nsで乗算,加算フローティング命令実行
- 最短1msプログラムスキャン
(2)Lモジュール(ループ制御用)
(3)Cモジュール(コンピュータ処理用)
- PC/AT互換コンピュータ
- 高性能,低消費電力
- 複数OS対応
Windows 2000/Windows XP,RS3(μITRON準拠),Linux - Ethernet
100Base-TX/10Base-T - 標準インタフェース
RGB,キーボード,マウス,USB, RS-232C,FDD - RAS,パラレルI/Oサポート
- 拡張スロット
CardBus/PCMCIA TYPEUx2 - 統合コントローラ用OPCサーバ(オプションソフトウェア)*対応OSはWindows 2000
ステーションバスメモリ上の変数(グローバル変数)は,Sモジュール,LモジュールによってRead/ Writeが可能になる。OPCクライアントは,OPCサーバを通してこれらグローバル変数に対するRead/Writeが可能になる。
●適用事例
1つのコントローラ内で,Sモジュール(シーケンス制御用)・Lモジュール(ループ制御用)を使用することで,シーケンス・ループ制御が混在したシステムにおいて有効に働く。さらにCモジュールにてOPCサーバを利用することで,シーケンス制御・ループ制御の各種データを同一のサーバから取得しHMIへ表示させることが可能となる。
温度制御や圧力・流量制御などの計装制御とラインのコンベアの速度制御やエアシリンダの操作などのシーケンス制御を1つのコントローラで実現する。従来では,温度調節器とPLCを組み合わせており,PLCの設定パネルと温度調節の設定パネルを各々作成して使用していた。
本システムでは,上位からの製品情報に製造ライン速度と温度といったシーケンス制御の情報と計装制御情報を1つの情報として受け取り,各モジュールにて使用することでシステム全体を管理する。上位系HMIにて監視すべき情報は,統合コントローラのグローバル変数に割付,HMIからOPCサーバを利用しグローバル変数をアクセスし,表示する。(図2)
●構築方法
システムの構築は,統合コントローラVシリーズ用エンジニアリングツールにて実施する。統合コントローラはシステム規模に応じてmodel 3000/2000/1000の種類があり,また制御機能によりS/L/Cがある。これらのコントローラ(Cは除く)は,統合コントローラVシリーズ用エンジニアリングツール1つでエンジニアリングができる。プログラミング言語もIEC61131-3で,システム規模,機種,言語をエンジニアリングツールで統合する。(図3)
Cモジュール上のOPCサーバがアクセスするグローバル変数は,エンジニアリングツールにて登録する。その登録内容をOPCサーバへエクスポートすることで,グローバル変数がOPCクライアントからアクセス可能になる。
注)Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標である。問い合わせ先
株式会社東芝社会・電力システム社
計測制御機器部 計測制御機器システムサポート担当
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電機・計測事業部 電機・計測営業部
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