計装Cube43 関連文献
H1フィールドバスの防爆構築
−TIIS検定取得済みFISCOバリヤ−
ピーアンドエフ 大 場 久 吉<
2008年8月
キーワード「安全/通信・伝送/防爆」
ドイツの防爆関連製品の専門メーカであるP+F社ではH1フィールドバスの防爆アプリケーション用に,異なった基準の防爆技術製品を提供し,海外の大型プロジェクトでその威力を発揮している。その中で日本の防爆検定取得済みのFISCOバリヤを紹介したい。FISCOとはドイツの防爆検定機関PTBが提唱し,IEC標準(IEC60079-27)にもなっているFOUNDATIONフィールドバスやProfibus-PAフィールドバスの本質安全防爆構築手段である。この方式の特徴は,ケーブルパラメータ(L/C分)によるケーブル長さの制限およびバスターミネータ内のコンデンサをどのようにパラメータ計算すべきか等の考え方を大幅簡略化したことにある。FISCOとして検定取得の現場機器とFISCOバリヤの組み合わせの場合,UCガスで最大1kmまでケーブルパラメータの計算が不要になる。
P+F社のFISCOタイプ本質安全防爆バリヤ「KLD2-PR-Ex1.IEC1」はホスト,DC24V電源およびフィールド側はお互いに絶縁されており,フィールド側への本安定格は[Ex ia]UCのためトランクケーブルを0種場所(特別危険箇所),水素防爆で使用可能。今後, 国内プロジェクト用に活用できるものと期待している。
